10-6/15  梅雨時の花々

天気予報が午後になって雨が・・・・ ならば雨が降るまで咲きだした花を見に行こうって事で、
あっちこっちと寄り道しながら出かけてきました。まだと思ってた花も咲きだしていました。

コクラン (黒蘭)
常緑樹林内に生える多年草、花の色が黒っぽいから、あまり目立ちませんが
毎年開花を楽しみにしてる野草です。

マタタビ(木天蓼)
山地に生える落葉つる性木本。 この花は両性花でしょうか・・・・・ 
雌花を見たいと思っていますが未だ見る事が出来ておりません。

ウリノキ (瓜の木)
山地に生える落葉低木、葉の形が瓜の葉に似てるからこの名が付いたようです。

キンセイラン (金精蘭)
山地のやや湿った場所に咲く絶滅危惧種、今年も咲き始めました、
この株が何時までもここで咲き続けてくれる事を願うばかりです。

カキノハグサ (柿の葉草)
山地の林内に生える多年草、この場所では昨年に比べて開花が遅れていましたが
ここにきてやっとあっちこっちで見られるようになってきました。

ウメガサソウ (梅笠草)
白い5弁の花を梅に見立てて、それが下向きに咲く姿が笠のようなので、梅笠の名が有るようです。
この花は峠を過ぎてきてるようで横向きなってきていますが、この後は上を向いて終わります。

ジカバチソウ (似我蜂草)
花姿を蜂に見立てたもの、ここでは終盤を迎えていましたが、
奇麗に咲いてる姿を見て撮って来ました。

ツチアケビ (土木道)
山地の樹林の中に生える多年草、葉緑素をもたない腐生ラン、ナラタケの菌糸と
共生してるとか。 昨年は7〜8本ありましたが今年は寂しいですが、来年出てくれるか・・・・・・・・
番外編
近年特に眼につくようになってきた悪戯、自分だけ奇麗に撮れれば? 自分だけの被写体?
見ていたら欲しくなって、大勢の人が見てる株であろうが掘って持って行ってしまう人が後を絶ちません。

キンセイランなど私の知ってる株が全部で5株に盗掘に遭っていますその場で花の咲くのを楽しみに
しているのに何とも寂しい限りです、人が大勢入れば私一株くらいならって気持ちが一番いけない
事ですよね。

また↓のヤマトキソウも、奇麗に撮ろうとして下草をむしり取ってしまい、一緒にヤマトキソウも引きちぎって
しまってる姿を眼にしました、周りの草が無くなると寄りかかる物が無くなって倒れているのも見えます、
このような事も後の人の事を考えてやめて欲しい物です。

掘られて無くなってたカキノハグサ
このカキノハグサは6月13日に林道沿いにあった株ですが、2日後の15日には姿が有りませんでした、
少し花の色合いが濃くなってるだろうと寄って見ましたが、何とも寂しい限りです。

悪戯されたクモキリソウ
6月7日に見に行った時は蕾固しとみて、開花まで後1週間はかかると思い、6月15日に楽しみに行くも
一番良いとと思ってたクモキリソウの葉をこのような位置で引きちぎってありました、一番右のは引き抜いて
捨ててありました、なぜこのような事をするのか、楽しみに行った者としては、やりきれない気分です・・・